18世紀オーストリアの名門「ウィーンポーセリン（Vienna Porcelain）」による、極めて希少なアンティーク・フィギュリンをご紹介いたします。1718年に設立されたウィーン窯は、ヨーロッパで2番目に硬質磁器の製造に成功した歴史ある名窯で、ハプスブルク家の庇護のもと宮廷文化を彩る最高級の装飾品を生み出していました。

この作品は、ロココ様式の優雅さを体現した音楽をテーマとした群像フィギュリンです。中央に配されたゴールドで装飾された繊細なハープを挟んで、18世紀の宮廷衣装に身を包んだ紳士淑女が優雅にセッションを楽しむ様子が見事に表現されています。淑女は薔薇の花をあしらった美しいイエローのドレスに白いレースのエプロン、紳士は上品なブルーのコートに白いシャツという当時の貴族階級の正装で描かれています。

特筆すべきは、衣装の細部に至るまでの精緻な造形技術でしょう。レースの透かし模様、ドレスの花柄、紳士の髪型や表情に至るまで、熟練した職人の手によって一つひとつ丁寧に作り上げられています。台座部分には色とりどりの小花が散りばめられ、まるで宮廷庭園でのひとときを切り取ったような美しい情景が完成されています。18世紀ヨーロッパの音楽文化と宮廷生活の雅やかさを現代に伝える貴重な芸術作品です。

おすすめの使用方法・用途
サロンやリビングルームの特等席に飾ることで、18世紀ヨーロッパ宮廷の優雅な音楽文化を感じさせるインテリアの主役としてお楽しみいただけます。暖炉のマントルピースや書斎のデスク、ピアノの上などに配置することで、クラシカルで知的な空間演出が可能です。

音楽愛好家の方には特別な意味を持つ装飾品として、楽器コレクションと組み合わせた展示も素晴らしいでしょう。また、アンティーク磁器コレクターにとっては、ウィーン窯の希少な作品として非常に価値の高いコレクションピースとなります。
お客様をお迎えする玄関ホールやダイニングルームに飾ることで、上質な趣味と教養を感じさせる洗練された住空間を演出できるでしょう。

インテリアコーディネート提案
18世紀オーストリア宮廷スタイルでは、マリア・テレジア様式の家具やバロック・ロココ調のミラー、豪華なシルクのドレープと組み合わせることで、シェーンブルン宮殿のような華麗で格調高い空間を再現できます。金彩を施したアンティーク家具やクリスタルのシャンデリアとの相性も抜群です。

クラシック・ミュージックサロンなら、グランドピアノやヴァイオリンケース、楽譜スタンドと組み合わせて、18世紀から続く音楽文化の伝統を感じさせる知的で優雅な音楽空間を作り出せます。ダマスク織りのファブリックや重厚な書籍との組み合わせも美しいでしょう。

エレガント・トラディショナルなインテリアでは、アンティークのペルシャ絨毯や英国アンティーク家具と合わせることで、ヨーロッパの伝統文化が息づく上質で落ち着いた空間を演出できます。暖色系の照明と組み合わせることで、温かみのある洗練された雰囲気が完成します。

18世紀オーストリア磁器の最高峰であるウィーン窯の卓越した技術と芸術性が結集されたこの希少なフィギュリンは、あなたの暮らしにハプスブルク宮廷文化の優雅さと、ヨーロッパ古典音楽の豊かな世界観をもたらしてくれる、まさに歴史的価値のある芸術品です。
品質・状態について
リユース品のため、新品と比較して使用感がございます
リペア痕や経年変化による色ムラがある場合があります
使用に伴う小傷や擦れ跡がある場合がありますが、使用に支障はありません
写真と実物の色調に若干の差異がある場合があります