韓国の伝統工芸である螺鈿細工を贅沢に施した、赤茶色の木製ジュエリーケースです。螺鈿とは、アワビや夜光貝などの貝殻の真珠層を薄く研磨し、漆器や木地に埋め込む装飾技法のことで、韓国では紀元前1世紀から紀元後7世紀頃の三国時代から続く約2000年以上の歴史を持ちます。こちらのケースは、観音開きの扉を開けると内側に引き出しが備えられた2段構造で、大切なジュエリーやアクセサリーを分類して収納できる実用的な作りです。表面に配された円形の螺鈿細工は、光の角度によって虹色に輝き、その神秘的な美しさが所有する喜びを感じさせてくれます。
詳細
韓国の螺鈿細工は、統一新羅時代に唐から伝わり、高麗時代には薄貝螺鈿を特徴とする高麗螺鈿として独自の発展を遂げました。こちらのジュエリーケースは、深みのある赤茶色の木地に真鍮製の金具が配され、上面と前面の4箇所に円形の螺鈿細工が施されています。それぞれの円の中には、花や植物をモチーフにした繊細な文様が丁寧にはめ込まれており、まるで宝石のような輝きを放ちます。螺鈿の最大の魅力は、貝殻の真珠層が持つ自然の光沢で、見る角度によって青から赤まで色彩が変化する美しさです。扉を開けると内部には引き出しが配置されており、指輪やネックレス、ピアスなどを整理整頓できる機能的な構造となっています。
おすすめの用途
寝室のドレッサーやチェストの上に置いて、日常使いのアクセサリーを収納するのに最適です。2段構造の引き出しは、リングやピアスなどの小物を上段に、ネックレスやブレスレットを下段にと、種類ごとに分類して保管できます。また、贈り物としても喜ばれる逸品で、結婚祝いや記念日のプレゼントに選ぶと、特別な気持ちを伝えることができます。コンパクトなサイズながら存在感があり、リビングのサイドボードに飾って小物入れとして活用したり、玄関に置いて鍵や印鑑などの定位置として使うこともできます。伝統工芸の美しさを日常に取り入れる、実用性と装飾性を兼ね備えた一品です。
インテリアコーディネート提案
【和モダンスタイル】 畳や障子のある和室に配置し、着物の帯留めや簪などの和装小物を収納します。伝統的な韓国工芸が日本の和の空間と調和し、東洋の美意識が融合した落ち着きのある雰囲気を演出できます。
【アジアンスタイル】 アジアンテイストの寝室のドレッサーに置き、観葉植物やエスニック調のファブリックと組み合わせます。螺鈿の神秘的な輝きがエキゾチックな空間を演出し、リゾート感あふれるインテリアが完成します。