18世紀後期から19世紀前期にかけて流行したネオクラシカル様式の影響を受けた、格調高いアンティークフラワーベースです。古代ギリシャ・ローマの壺を模したアンフォラ型（両耳壺）のクラシカルなフォルムが特徴的で、18世紀のグランドツアーブームによってヨーロッパに広まった古典復古の美意識を体現しています。
クリーム白色の上質な陶磁器で作られており、優美な曲線を描く胴体部分には精緻なレリーフ装飾が施されています。両側に配された優雅なハンドルは古典的なスクロール模様で装飾され、台座部分には細かなフルート装飾（縦溝模様）が刻まれています。口縁部と台座周りには繊細な装飾帯が巡り、全体的に調和の取れた洗練されたデザインとなっています。
おすすめの使用方法・用途
大ぶりなサイズを活かして、季節の花々をダイナミックにアレンジするフラワーベースとして最適です。白やピンクの芍薬、バラ、ユリなどの大輪の花を生けることで、クラシカルな美しさが際立ちます。秋には枝物や実物を組み合わせたアレンジメントで、豊かな季節感を演出できます。
フォーマルなディナーパーティーやレセプションでのセンターピースとしても威力を発揮し、格式高いテーブルセッティングを完成させます。花を生けない時でも、単体でディスプレイピースとして美しく、マントルピースやサイドボード上で古典的な優雅さを演出できます。
インテリアコーディネート案
ネオクラシカルスタイルのインテリアでは、大理石のコンソールテーブルや金箔を施したミラー、古典的な柱頭装飾を持つ家具と組み合わせることで、18世紀のヨーロッパ貴族の邸宅のような荘厳な空間を作り出せます。対称的な配置を心がけ、同様のスタイルの装飾品と合わせることで、格調高いクラシカルな雰囲気が完成します。
フレンチシックなスタイルには、白やグレーを基調とした家具、シャンデリア、アンティークミラーと組み合わせて、パリのサロンのような洗練された空間を演出できます。ベルベットやシルクなどの高級ファブリックと合わせることで、ラグジュアリーな雰囲気が一層高まります。
モダンクラシックなインテリアでは、コンテンポラリーな家具の中にアクセントピースとして配置することで、伝統美と現代性が調和した上質な空間を作り出せます。モノトーンの空間や大理石調の素材と組み合わせることで、タイムレスな美しさが際立ち、空間に深みと個性をもたらします。
古代ギリシャ・ローマの美意識を現代に蘇らせたこのネオクラシカル様式のフラワーベースは、単なる花器を超えて、ヨーロッパの文化的遺産と芸術的価値を現代の暮らしに取り入れる貴重な存在として、あなたの空間に格別な品格と歴史の重みをもたらしてくれることでしょう。
品質・状態について
リユース品のため、新品と比較して使用感がございます
リペア痕や経年変化による色ムラがある場合があります
使用に伴う小傷や擦れ跡がある場合がありますが、使用に支障はありません
写真と実物の色調に若干の差異がある場合があります