英国の名門家具メーカー「DECCA（デッカ）」が誇る、ルイ15世様式の優雅さを継承した格調高いウィングソファです。DECCAは1901年の創業以来、英国王室御用達として数多くの宮殿や貴族の邸宅に家具を納めてきた歴史ある老舗ブランド。その卓越したクラフトマンシップと美意識が結実したこのアームチェアは、まさに英国家具の最高峰を体現する逸品です。
フレームには厳選された上質なマホガニー材を使用。マホガニーは「木の貴公子」と呼ばれる高級材で、その美しい赤褐色の木目と経年により深まる色合いは、時代を超えて愛され続ける理由でもあります。手に触れるたびに感じる滑らかな質感と重厚感は、量産品では決して味わえない本物だけが持つ魅力です。
最も印象的なのは、18世紀フランス・ルイ15世時代の美学を忠実に再現したカブリオール脚。優美なS字カーブを描く4本の脚は、まるで宮廷舞踏を踊る貴婦人のドレスの裾のような流麗さで、重厚な椅子本体を軽やかに支えています。脚の膝部分には精緻な葉の紋章彫刻が施され、熟練職人による手彫りの温かみと芸術性を物語っています。
背もたれから肘掛けにかけて一体となったウィング（翼）デザインは、座る人を優しく包み込むような安心感を提供。この形状は18世紀の暖炉前での読書用チェアから発展したもので、背中と両脇からの冷気を遮る実用的な機能も兼ね備えています。高い背もたれは頭部までしっかりと支え、長時間の着座でも疲れにくい設計となっています。
張地には品格ある深いブルーのベルベット調生地を使用。この色合いは「プロシャンブルー」と呼ばれる高貴な青で、ヨーロッパの宮廷文化において知性と品位を象徴する色として珍重されてきました。光の当たり方によって微妙に表情を変える豊かな色調は、朝の柔らかな陽光から夜の温かな間接照明まで、あらゆるシーンで美しく映えます。
おすすめの使用方法・用途
リビングルームでの主役として配置すれば、空間全体が一気に格調高いサロンのような雰囲気に変貌します。読書用チェアとして書斎に置けば、まるで英国の名門大学図書館のような知的で落ち着いた環境を創出。集中力を高め、思索の時間をより豊かにしてくれることでしょう。
寝室では、ドレッシングエリアの主役として活躍。朝夕の身支度時に座れば、まるでヨーロッパの貴族になったような優雅な気分を味わえます。窓際に配置して、お気に入りの本を読みながらのんびりと過ごすリラックスタイムにも最適です。
ダイニングルームでは、食後のくつろぎの時間を演出するラウンジチェアとして。コーヒーやブランデーを嗜みながら、ゆったりとした大人の時間を楽しむための特等席となります。
ホームオフィスでは、重要な商談や会議での来客用チェアとして、相手に格式と信頼感を印象付ける効果も期待できます。
インテリアコーディネート提案
英国トラディショナルでは、チェスターフィールドソファ、ペルシャ絨毯、アンティークの書籍と組み合わせて、正統派英国紳士の書斎を再現。同じDECCAの家具や英国製アンティークとのコーディネートで、本格的なブリティッシュスタイルが完成します。
フレンチクラシックでは、ベルサイユ宮殿を思わせるゴールドの装飾、クリスタルシャンデリア、シルクのドレープと合わせることで、18世紀フランス宮廷の優雅さを現代に蘇らせます。ブルーとゴールドの組み合わせは、まさに王室の色彩です。
モダンエクレクティックでは、コンテンポラリーアート、モダンなガラステーブル、ミニマルなサイドボードと組み合わせることで、伝統と現代が美しく融合した洗練された空間を実現。アンティークの重厚感が、モダン空間に深みと個性をプラスします。
ダークアカデミアスタイルでは、古書、地球儀、アンティークランプと組み合わせて、オックスフォードやケンブリッジの教授室のような知的で格調高い雰囲気を演出。ブルーの色合いが、学問と知性を象徴する理想的な書斎空間を創り出します。
ラグジュアリーモダンでは、高級レザーソファ、大理石のサイドテーブル、現代絵画と組み合わせることで、現代的でありながら歴史と伝統も感じる究極の上質空間を実現できます。
このウィングソファは単なる家具を超えて、英国の誇る家具製作技術と美意識を現代に伝える文化的遺産。日々の暮らしに真の優雅さと格式をもたらす、生涯の伴侶となる特別な一脚です。

品質・状態について
- アンティーク品orリユース品orビンテージ品のため、小傷や使用感があります
- 写真と実物の色調に若干の差異がある場合があります
- アンティーク、リユース品特有の個体差や経年変化をご理解ください